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Move On 09 年間Champ “D_Drive” ロングインタビュー

音楽雑誌Playerが誌面とWEBサイト「Plyer On-Line」連動により展開している“新感覚のアマバンぷちコンテスト”「Move On 」。好評により「Move On10」がスタート! 現在応募楽曲を吟味させていただいております。ブログと本誌の連動で引き続き多彩な楽曲を御紹介していきますので引き続きよろしくお願い致します。
「Move On10」は「Rock・Pops系」「Hard Rock・Heavy Metal系」「Acoustic系」「Instrumental系」の4つのカテゴリーによる1ヶ月サイクルのコンテスト内容になっており、2011年3月度分までの応募作品の中から選出した最優秀楽曲を応募してくれたミュージシャンにはインタビュー取材も行ないます。 バンド/ソロ/弾き語りなど音楽性やスタイルに関しては不問。プロ/アマも問いません。自信のレパートリーをぜひぜひ応募してください。応募作品に関してはPlayerスタッフがすべて聴かせていただきます。「Move On 10」の具体的な内容に関しては「MOVE ONとは?」、また応募要項に関しては「応募について」をご覧ください。応募にあたってはPlayer On-Line「バンドメンバー募集」への会員登録が必要となります。 会員登録やご利用は無料です。


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ところで「Move On10」の第1回目は「Move On09」の年間チャンピオンバンドとなった、D_Driveのロングインタビューをお届けします。すでに3月2日発売Player4月号「Move On」の誌面上にてインタビュー記事を掲載しておりますが、誌面ではスペースの都合上で泣く泣くカットとなったSeiji(g)、Yuki(g)、Shimataro(b)、Chiiko(ds)メンバー全員によるロングインタビューの模様の完全版を一挙掲載! 美人プレイヤー2人を擁するインストゥルメンタル・ハードロック・バンドである D_Drive(http://www.geocities.jp/lucky_d_drive/)の音楽ルーツや使用機材についてもたっぷりと語ってもらいました。またD_Drive未体験というひとはMyspace http://www.myspace.com/ddriveddrive、You Tube http://www.youtube.com/user/cooltoneguitarチェックしてみてください。Playerが自信を持ってプッシュするバンドです!


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17歳になった頃に父から「ギターを始めてみたら?」と熱く語られて(笑)---Yuki(g)

 みなさんそれぞれで様々な活動をされているようですが、“Instrumental Hard Rock Band”としてD_Driveが結成された経緯を教えて下さい。
Yuki:私はギターを始めて半年頃からSeijiさんにギターを教えてもらっていたので、付き合いは長くて。
Seiji:自分とYukiちゃんが表現したかった事が結果的にインストだったんです。考えも似ていて、非常にやり甲斐のあるパートナーだと思い、意見が一致したので曲作りを始めたんです。ある程度ネタができた時点でリズム隊を探して…。ハードロックが好きで感覚を持ったプレイヤーというのが私の中では絶対条件だったんです。でもよく考えたら“知り合いに居る!”と思って声かけたらあっさり決まりました(笑)。
Chiiko:私とShimataroさんはジャンル問わず一緒にプレイする機会が多かったんですよ。で、私達2人が出演しているライブを見て、誘っていただいたという形ですね。その時のライブがまたハチャメチャなバンドで(笑)。私たちの面白いプレイスタイルが伝わったみたいです。
 よくこの4人が出逢ったなぁという気がします。運命的ですよね(笑)。
Chiiko:今思ってみれば本当に偶然の集まりな気がしますねぇ。いい意味で、かなりケミストしてます。
Yuki:そうですね。私もこの3人と一緒に演奏できてラッキーです。
Seiji:このバンドって一見すごくアンバランスに見えませんか(笑)? でも、実はすごくバランスがいいんですよね。とにかくみんながプレイヤーとして素晴らしいし、それぞれにスター性がありソロプレイヤーにもなれる。だからこそアンサンブルがわかってるんです。やってて気持ちいいし、楽しいんですよ。
 男女混合構成のバンドは以前と比べると増えてきたとは言え、インストバンドでは珍しいですよね。周りにD_Driveのようなバンドっていますか?
Chiiko:同じインストというジャンルでは何組か知っていますが、ここまで作りこまれたメロディラインや、キレイなハモりがあるのはうちだけです(笑)。あと、全員がメインになれるメンバーがいるのもうちだけだと思ってます!
Seiji:そうですね。完全にプログレのインストバンドさんは居るのですが、D_Driveとは色が違いすぎて浮きますし、あとは打ち込み系のバンドさんが多いです。
 みなさんそれぞれどういう音楽的なバックボーンで楽器をプレイしだしたんですか? とりわけ男性ファンからするとYukiさんとChiikoさんの存在に関心を持つひとは多いと思いますが。
Chiiko:普段は、メロディーがしっかりしている曲を好んで聴いたりしていますね。D_Driveもやっぱりメロディラインがキャッチーじゃないですか。初めにデモ音源聞いた時もかなりすっと入っていけたんですよ。インストっていうジャンルだっていうこと以外は…(笑)。楽器を始めたきっかけと言えば、そもそも私は中学の時に吹奏楽部に入ってたんですけど、トランペットもサックスもなんにもできなくて(笑)。それで結果的にドラムなどのパーカッションに回されたっていう感じでしたね。楽譜ももちろん読めませんでしたし(笑)。
Shimataro:私は中学生の頃、ビートルズを好きになったことをきっかけに、楽器の演奏に興味を持ち、高校生になってからアメリカ民謡研究部と言うクラブに入部して、ギターを弾き始めました。その後、半ば無理矢理に担当させられたウッドベースを経て、ギタリストの友達に上手くおだてられて、エレキベースを弾き始めました。本格的にエレキベースの魅力に気づかされたのは、ビリー・シーンとポール・ジャクソンのライブを観てからですね。
Seiji:私の場合は、中学生の時に偶然入る事になったギタークラブが最初のギターを始めたきっかけですね。でも習ったのはC、G、Am、Fだけで(笑)。そこから先輩の影響でロックに目覚めカッティング系のロックを中心に演奏していました。ある時同級生にHR/HMを聴かされて、“こんなジャンルがあるのか!”とハマり、そこから猛練習しましたね(笑)。
Yuki:私は父が昔からギターが好きな人で、家にいろんな楽器があったんです。そんな環境で育ったんですが、私は5歳から16歳までクラシックバレエをやっていたので、ギターにはあまり興味がなかったんですよ。でもバレエをやめて、17歳になった頃、父から「ギターでも始めてみたら?」と熱く語られて(笑)。
 いやぁ、素晴らしいお父上ですね(笑)。
Yuki:(笑)。それで次の日朝起きた瞬間に、“ギター弾かなあかん!”って思ったんです(笑)。その日から毎日弾くようになりました。
 個人的に美人ギタリスト部門でも優勝!って感じなのであえて下世話な質問をさせてください。どうしてタッピング稼業に身を投じてしまったのかに興味を抱きます。テクニカルな女性ギタリストも近年増えてきているとはいえ、あそこまでタッピングを前面に打ち出す人はまだ少ないです。御自身が今いるスタンスについてどんな風に思っていますか?
Yuki:そんなにタッピングしてますか? 自分ではそんなつもりはないんですけどね(笑)。
 いやいや、バリバリに指板叩いているでしょう(笑)。
Yuki:スティーヴ・ヴァイに憧れてるので、その影響でしょうか? でもいくらテクニカルな演奏をしても、やっぱりトーンとかリズムが大事ですよね。ヴァイのような世界観をもったギタリストになりたいです。そういう意味では性別は全く関係ないでしょうね。最近はオリアンティが注目されているし、女性ギタリストに目を向けられる時代になってきたのかなとも思うので嬉しいですよね。野心もありますよ! 人を驚かせたり、楽しませたりするのは大好きなので。私たちの演奏をもっともっと多くの人に観て、聴いて楽しんでもらいたいですね。


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曲によってイメージしている情景や景色がD_Driveの楽曲で展開の1つになっている---Chiiko(ds)

 アレンジはどのようにしてまとめていくのですか?
Shimataro:基本的にSeijiさんが細部まで作り込んだデモ音源を元にメンバー全員がスタジオでアレンジの案を出し合いますね。Seijiさんが要求されるフレーズには、私にとっては難易度が高いものも多いので日々の練習が必要です(笑)。
 ライブではYukiさんが立ち位置的にセンターというのも面白いですよね。Seijiさんがセンターでもおかしくないと思うので。
Seiji:実は最初はYukiが下手位置で私が上手位置だったんです(笑)。下手位置にはShimataroさんもいるので狭いステージではだんだんYukiがセンターに寄ってきて、気付いたらしっかりセンターで演奏してます(笑)。まぁインパクトあるしこれも売りの1つです!
Yuki:動きを出すと、どうしてもセンターに動きがちになってしまうんですよね…。でも、とにかくメンバーそれぞれお客さんに注目してほしいです。
 Seijiさんはリーダーバンドだったりソロプレイヤーとしても演れる方だと思うのですが、あえてバンドにこだわったのはなぜですか?
Seiji:ソロで活動する場合だと、どうしても他のメンバーさんはヘルプという形になる事が多くなり、結果打ち込みに頼る事も出てきちゃいますよね。そうではなくて、やっぱり気の合うメンバーと音を生み出す事が好きなんです。お互い刺激も生まれますしね!
 アルバム 『Something to Drink?』はコンポーザーとしてSeijiさん、Yukiさん、またおふたりの共作で占められていますが、 曲作りはどのように行なっているのですか?
Seiji:私の場合ほぼイメージで作ってます。実はギターを弾きながら作ってる事は少ないんです。何かテーマを作り、そのテーマを想像すると頭の中でメロディとリズムが出て来てそれを実際に形にするためにギターという道具を使用する感じなんです。1曲全て頭の中でイメージで作る事も珍しくないですしね。その様な方法で、アメリカで起きた9.11テロ事件の絵を浮かべながら作った曲が「Runaway Boy」です。ちなみに「Peach Fizz」は夜の遊園地でライトアップされたメリーゴーランドをイメージしています。「Mr.Rat Boots」はアメリカのアニメ「トム&ジェリー」のイメージで、陽気ないたずらストーリーです(笑)。
Yuki:「Escape from...」は最初イントロのイメージが浮かんで、そこから簡単なストーリーを作りました。その情景にあった曲や展開を考えていたらこんな感じになりました。最初の仮タイトルは「Runaway from Alcatraz」だったんですけど、このタイトルだとストレートすぎて恥ずかしくなったので変えました(笑)。まぁ脱獄したんです。
Seiji:「Escape from...」ははイカツイ(笑)。まさかYukiちゃんの作曲だとは思いませんよね(笑)。脱獄の命がけのスリル感と心臓のバクバク感がユニゾンという結果になったと…。
 「Escape from...」はバスドラ&ベースのマッチングを筆頭に、微細なところまで細かいアレンジも魅力ですよね!
Chiiko:これがD_Driveのウリの1つですから! ほかのバンドにはない点ですよね。
 「Cassis Orange」もD_Driveの看板曲のひとつですよね。SeijiさんとYukiさんの共作クレジットになっていますが?
Yuki:「Cassis Orange」で私が作ったのは、テーマになっているイントロと、もう1フレーズだけなんです。私が生まれて初めて作った曲…“曲と呼べるのか?”という感じの曲だったんですが(笑)、そこに入っていたフレーズをSeijiさんが使って「Cassis Orange」を作ってくれたんです。初めて聴いた時“なんてかっこいい曲なんや!”って思いましたね(笑)。
 その「Cassis Orange」を始め、アルバム『Something to Drink?』の収録曲にはお酒のタイトルを掲げた遊び心もありますが、追い立てるようなカオシックなプレイを随所で織り交ぜた「Runaway Boy」、不穏な鐘の音で始まる「Escape from...」などにはシリアスな緊張感がありますね。中盤に激変するリズムパターンも印象的です。
Seiji:D_Driveを結成した時に、私の持ち曲としてあった曲が「Champagne」だった事からお酒シリーズでイメージして作る曲が多くなったんです。ですので、アルバムのタイトルも『Something to Drink?』と(笑)。全ての曲にストーリー性があるのがD_Driveの曲調と思います。
Chiiko:そうなんですよ。やっぱり歌詞がないので、なかなか想像しにくいんですけど、曲によってイメージしている事があるんです。その情景や、景色が展開の1つになってるんです。


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D_Driveは“見せる!聴かす!”という1つのエンターテイメントショー---Seiji(g)

 Seijiさんはマスタリングまで手掛けられていますが、具体的にレコーディングはどのように行なっていくのでしょうか? 
Seiji:まずドラム、ベース、シンセ等はDAWソフトで自宅で打ち込みを行い、ギターパートは実際に演奏してREC。それぞれのガイドトラックを作りそのデータをレコーディング・スタジオに持っていき、デジデザイン・プロトゥールズで生演奏に差し替えてレコーディングをしています。レコーディングが済むとそのデータを再び持ち帰りDAWソフトで編集し、納得できる音が作れるまで何度も繰り返しマスタリングしてますね。
 各々の魅せ場となるソロプレイは超絶ユニゾンなどを随所に盛り込みつつ、テーマとなるメロディは非常にキャッチーですよね。リフで押すというよりもメロディで勝負している印象です。
Yuki:さっきChiikoさんが言ったこととも重複しますが、やはりインストなので特に耳に残るメロディ、リフが必要だと思っています。聴いた人が歌えて、記憶に残るメロディを意識していますね。
 Seijiさん、YukiさんのツインリードやギターバトルがたっぷりというのもD_Driveの魅力です。互いにテクニカルなソロプレイができるギタリストがいるバンドというのがコンセプトですか?
Yuki:やっぱり2本のギターでいろんなことに挑戦したいので、ツインリードでギターバトルをやったりするのも楽しいし、お客さんにも楽しんでもらえると思います。
Seiji:勿論、ギタリストの2人だけがメインとは考えていません。先ほどChiikoが言ったように全員がメインになれるのがバンドのコンセプトでもあります。普通インストと言えば、見るというよりは聴くというイメージが強いと思います。が、D_Driveは“見せる!聴かす!”という1つのエンターテイメントショーとしてとらえてる部分もありますので、リードの裏は必ずバッキングというアンサンブル定義もありません(笑)。それでもアンサンブルとして成り立っているのは個々のセッション経験とインストでありながらも全員歌っている意識の現れだと思います。
 SeijiさんとYukiさんはお互いのギタープレイについてどういう印象を持っていますか?
Yuki:本当にロッカーだな!って思います。もちろんいい意味で。トーンやビブラートが素晴らしいです。私はSeijiさんに教えてもらえて本当についてるなって思いますよ。
 Seijiさんから観たYukiさんは?
Seiji:魅力的です! そりゃ、もうこんなに若くて美形でテクニカルなプレイができるんですから、素晴らしいと思っていますよ!ギターを始めて、間もない頃から知ってますが、物凄く頑張り屋さんで負けず嫌いなんです(笑)。男性より手も小さいし、握力もないのでハンディーは大きいのですが、彼女は努力して不可能を可能に変えてきていますね。
 おふたりは志田工房のカスタムオーダーモデルをプレイされているようですがギターについて教えて下さい。またアンプやエフェクトシステムについてもお願いします。
Yuki:実は今私が使っているギターは元々Seijiさんのものだったんですけど、弾かしてもらったら気に入ってしまって、それ以来ずっと使ってます(笑)。これからも使わせてもらいます(笑)。まぁ、もう私のギターになっちゃってるようなもんですね! ボディはアルダーで、ネックはメイプルです。指板はローズウッド。特徴といえば、ネックの握りが左右非対称になっているのと、アームアップができるように、ブリッジの形に合わせて、ボディがザグってあります。ピックアップはEMGです。アンプはCARVINのスティーブ・ヴァイ・シグネチャーモデルを使用しています。足元はMORLEYのスティーブ・ヴァイ・シグネチャー・ワウペダルBad Horsie、T-REXのMudhoney、ディレイはIBANEZ DE7、ヴォリュームペダルはBOSS FV-500、チューナーはKORG Pitchblackです。
Seiji:私は志田工房の“キュール”というブランドのオーダーギターを使用しています。ふつうはオーダーシートがあれば製作できるのですが、オーナーの志田 涼さんは、そのプレイヤーの音源を聴きまくり、どの様な音を求めているかなど調べてから製作してくれますので、トータルサウンドとして納得できるギターができるのがいいところです。信頼できるクラフトマンですね(志田工房http://www4.ocn.ne.jp/~sidakobo/)。私のギターの特徴もYukiと同様、まあYukiのギターは元々私のものですから当たり前と言えば、当たり前ですけどネックの握りが左右非対称、ブリッジがアームアップできるようにボディにザグリ加工がされている事。あとはリバースヘッドでデカヘッドとスモールヘッドが立体に重なっているように見える段差が付いている事。そして何といってもポジションマークにLEDが埋められている事ですね。このLEDはTONEノブを回す事により、明るさの調整ができるようになっています。アンプはマーシャルJCM2000(DSL100)を使用。センド・リターンの間にiSP TechnologiesのDECIMATOR G String Pedalを繋いでいます。これはかなりの優れ物でびっくりするくらい自然に余計なノイズを消してくれるんです。足元はYukiちゃんも使っているKORGのチューナーPitchblack、MORLEYのスティーブ・ヴァイ・シグネチャー・ワウペダルBad Horsie、T.C.ELECTRONICのマルチエフェクターNova Sysetem、KORGのヴォリュームペダルVP-10ですね。


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自分が心から楽しめてカッコイイ!と思える音楽を作っていきたい---Shimataro(b)

 Shimataroさんのベースもカスタムメイド系のようですね。このベースについて教えてください。
Shimataro:私が使用しているベースは、サウンドトレードのBタイプで、サウンドトレード製のバッファー回路が搭載されています。現在は閉店してしまいましたが、大阪のBTLというベース専門店で販売されていたベースです。非常に抜けが良く、全音域に渡ってバランスの整った、インパクトのある音色が気に入ってます。今後、SeijiさんやYukiちゃんと同じく、志田工房さんでポジションマークにLEDを埋め込んでもらう改造をしていただく予定です。
 ベース・アンプは?
Shimataro:GALLIEN-KRUEGERの1001RBです。癖のある音色ですが、どのライブハウスのキャビネットで鳴らしても、余裕のある気持ちの良いベース音と音圧を供給してくれる頼もしいアンプです。ちなみに、「Something to Drink?」の製作時には、まだギャリエンクルーガーのアンプを手にしていなかったので、その時に所有していた、MARKBASSのLMKを使用しました。
 Shimataroさんは高めのベースセッティングやプレイスタイルからジャズ/フュージョン系もプレイされてきている方だと思うのですが、5弦ベースを選んだ理由は?
Shimataro:普段は、D_Drive以外にもロック、ブルース、ファンク、ポップス、HR/HM、ジャムバンドなど様々なバンドで演奏することも多いんです。そうすると、5弦ベースじゃないと低音域が対応出来ない曲を演奏する機会も多いので、5弦ベースをメインで使用しています。ベースを構える位置が高いのは、私は指が短いのでストレッチを多用するフレーズや、ハイポジションを使用して演奏する時は、その位置の方が弾きやすいんです。
 基本的に指弾きですか?
Shimataro:全て指弾きですね。ピックの音色も好きなんですけど、スラップやタッピングも多用するので、指弾きの方が演奏にストレスがないので、ピックを使用することは滅多にありませんね。
 Chiikoさんの普段使っているセットは?
Chiiko:最近音楽性が変わっちゃって、正直スネアはぴったり合うのを探している途中なんです。以前までは、KITANO TITANIUM DRUMSのチタン・スネアを使用してました。これがまた暴れん坊で(笑)。ペダルはYAMAHA DFP9315 ツインペダルです。ハイハットは、上下ともにセイビアンAAXの 14インチを使用しています。ハイハットをシンバルのように使う私にはかなり適していますね。スプラッシュ・シンバルはジルジャンのAカスタム8インチで抜けのいいサウンドが気に入っています。チャイナ・シンバルはジルジャンのチャイナハイ20インチ。チャイナシンバルとしてはスタンダードですが、なんせ大きい音がほしかったので大きめをチョイスしました。全体的にスタンダードなんですけど、色々試奏してここに戻ってきちゃったんですよね。だいぶ気に入っています!
 Chiikoさんはなんと言ってもドラムプレイされているときの笑顔が非常に印象的なんですよね。あの笑顔観たさに来ている男性ファンも多いと思うんですよ(笑)。やはり演奏しているときはハッピーですか?
Chiiko:楽しいですねー!  やっぱり、合うべき場所がぴったり合った時とか、ライブでいきなりいつもと違うことしたりするメンバーをみると、ニヤッとした笑顔になっちゃいますね(笑)。“じゃあアタシもこんなことしちゃおう!”って思っちゃうんですよ。あと単純に、楽しそうなお客さんの顔をみていると、こっちまで笑顔になっちゃいます!
 D_Driveのドラム・プレイはシンプルさと非常に込み合った部分とが混ざっていますし、ライブでは特に息で合わせるようなタイミングが迫られると思うのですが?
Chiiko:そうですねー。なんせインストなんで、常に全開で行っても誰も怒らないんですけど(笑)。やっぱり私たちにとっては、ギターのメロディラインを、いわゆるヴォーカル・ラインと同じ扱いで聞いているので、お客さんが聞いていて心地良いラインのぎりぎりで、ドラムをはめ込んでいるつもりです。歌モノよりも、ちょっと自分の見せ場を多く作ろうっていうイメージですね。
 近年はメジャーとインディの垣根も曖昧になり、また、ウェブや配信リリースの活性化によりメインストリームの音楽というのがわかりにくくなっています。逆にこれまでマニアックだったり実験的と思われていた音楽にスポットが当たったり、音楽ジャンルはより一層細分化されてきている傾向もあると思います。このような音楽シーンの中でD_Driveが目指しているものとはどんなものでしょうか?
Shimataro:現在のシーンに振り回されることなく、自分が心から楽しめて、カッコイイ!と思える音楽を作っていきたいです。
Yuki:インストというだけで抵抗がある人もいると思います。インストのそんな壁をなくして誰でも気軽に聴いてくれるようになったら嬉しいですね。
Seiji:ラッキーな事に世間では女性ギタリスト、オリアンティが凄く話題になっています。D_Driveにも美形でテクニックを持ったYukiちゃんがいます。しかもオリアンティより若い22歳だし(笑)、注目を浴びるチャンスだと思っています。
Chiiko:日常の中に“インストゥルメンタル”ってよく考えてみたら結構あると思うんですよ。BGM的な、ゲーム音楽とか。そういう感覚でライブを観に来てほしいですねえ。「Cassis Orange」とか「Peach Fizz」を飲みながら(笑)。インストというジャンルを少しでも身近に聴いてもらえるようになればなあと思いますね。…なかなか大きなこと言ってる(笑)?

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D_Drive『SOMETHING TO DRINK?』
Cool Tone Guitar's COTG-2009 1,800円
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